もう少し詳しいProfile

カウンセラーの個人的なことはOpenにしないのが基本です。

それはクライエントさんの心のことに集中するため。

「カウンセリングとは」にも書きましたように「非日常」を維持するため。


それにしても・・・

もう少しプロフィールはOpenにした方が

新しく来られるクライエントさんにとっては安心になり、

信頼関係を築いていきやすくなるのではないか・・・とも思い、

この記事を書き始めました。



私が臨床心理士の資格を取得したのはちょうど2000年。

駆け出しの頃は保健センターや児童養護施設で子ども達への援助の仕事をしていて、

その後、スクールカウンセラーをメインにしていた時期がありました。

そこから個人の面接をできる仕事へと、週1、2…と少しずつシフトしていきました。

クライエントさんにも自分にもちゃんと向き合うには、

やはり個人面接ができるようにならないと・・・と思ってのことでした。


まずはご縁あって近畿大学附属堺病院の心療内科に入れて頂くことができました。

そして近畿大学日本橋診療所と臨床心理センターにも勤務。

しかしそれらは今はもう存在していません。

組織の諸事情の中で、生まれては消えていきました。

関西大学心理臨床センター梅田カウンセリングルームに勤務していたこともありました。

そこも今は存在していません。

近大とはまた違う組織の事情がありました。


cocotoki は、

その頃から出会ってきていたクライエントさん達との関係を切らずに、

環境に左右されずに安心してカウンセリングできるカタチを

模索し続ける中で生まれてきたものです。

それが「開業」というカタチになった訳ですが、

そんな華々しい言葉は私の心とは全くフィットせず、

できれば誰にも気づかれずにいたいような気持ちで、

実際ろくな宣伝もせず、小さい部屋でこっそりとやってきました。


それがこの大変なコロナ禍に・・・

まさかこんなことが起こるとは想像だにしていませんでしたが、

一人でやっているカウンセリングルームだからこそ

他者との接触は最小限に抑えられているため、変わりなく安心して続けられて、

「ああ、本当によかったなぁ…」

「自分の選択はこれで良かったのだ…」としみじみ思い、

今、私は自分の現状を肯定しています。


臨床心理士の認定が始まったのが1988年とのこと。

そして公認心理師の第一回試験が実施されたのが2018年。

生まれてたった30年ちょっとのこの業界。

「心理職」という新しい職業が社会に定着していく経過の中で

けっこうもみくちゃにされながらも、

私はこうして縁あってつながってきたクライエントさん達と共に

ギリギリSurviveした(生き残った・助かった)のだ・・・と

安堵のため息をついているところです。


時代はまだまだ変化し続けます。

3年先どころか1年先のことも分からない怒涛の変化の中で、

ようやくの思いで生きている人たちがたくさんいることでしょう。

そういう人がここに来たら「助かった~!」と

安堵のため息をつけるような場を提供し、

surviveしていくお手伝いができたらうれしいなと思っているところです。

















cocotoki counseling room

cocotoki (ココトキ) カウンセリングルームは 公認心理師/臨床心理士による女性のためのルームです