命名の経緯

このカウンセリングルーム、部屋を借りたのは去年のことです。

少しずつカウンセリングを始めながらも、色々と模索し、自問自答の日々でした。


特に頭を悩ませたのは、人にどう宣伝していくか・・・。

事業の特殊性もあり、色々な限界がある中で、なかなか動けずにいました。

せめてショップカードでも作ってみようかと思い立ったのが先月2月のこと。

素敵だなと思ったカードについてネットで検索していきました。

そして行き当たったのがCOCODORUのHP、クリエイター宍戸さんとの出会いでした。


HPから、宍戸さんのナイスな人柄が感じられ、しかも梅田で開業されていると知り、

早速コンタクトを取りました。

打ち合わせで意気投合し、色々話をする中で、

「私は芯のある人が好きだった!」と思い出した途端、

私はすごくわくわくした気持ちになりました。


その「芯の表現」が「名前」「屋号」となるわけです。

この部屋にちゃんと名前を付けること、

それは私自身の芯を見つけるためにも必要な過程でした。


宍戸さんは屋号のクリエイトもお仕事にされていますが、

私自身がそれをやることを勧めてくださり、その方法まで教えてくださいました。


まだ何も無いところから、生み出す作業…。

クリエイトって、そういうことか・・・と感心しながら、

悶々と考え続ける日々が続きました。



教えて頂いた生み出し方は企業秘密なので言えませんが、

条件面を挙げれば、文字の並び、響き、言いやすさ等が重要。

さらには、ネットで検索した時に他の人とダブらないこと!


この「ダブらない」がなかなか難しい。

私が軽く思いつくような名前は、ネットで検索すると大抵誰かが使っています。


自分の甘さを実感しながら練り直し・・・

練り過ぎると響きが悪くなり・・・

何屋さんだか分からない名前になったり・・・

散々考えて捻り出した名前がお笑い芸人さんとダブって、肩を落としたり・・・


イメージやコンセプトをどんどん広げ、それを集約し、複雑さを削ぎ落とし、

ようやく生まれたのが「coco toki 」でした。


ここ coco[心、ここhere、個々]× とき toki[時、溶き、解き]


私が入れたかった「時空間」のイメージを名前に含ませつつ、

シンプルで、やわらかくて、オリジナリティーのあるもの・・・。

検索しても誰ともダブらなかった、あの瞬間の感動は忘れられません。


ようやく命名することができて、私の腹も決まりました。

この時空間を守る覚悟、続ける覚悟・・・。

でもそれは決して堅苦しい覚悟ではなく、ふつふつと、わくわくする気持ちです。


「良いエネルギー循環が生まれる時空間を作るのって、

 楽しくない? やってみたくない?」

「おもろいやん。やろうよ。やってみようよ!」

・・・と、ついに自分の中の自問自答は合意に至り、わくわくの覚悟が生まれました。



そしてこの命名する作業を通して見つけたのは、

とってもシンプルな自分の「芯」でした。


   私はこの仕事が好き。

   納得のいく仕事がしたい。

   そしてそれを続けたい。


たったそれだけ、それだけのことでした。


部屋を借りて出てきた不安や怖れ、迷い、自信のなさ、自分に対する疑い、不信…。

でもそういう思いに飲まれそうになった時は、この「芯」に立ち戻ったらいい。

それだけのこと。

そう分かって、私の腹は決まったところです。



cocotoki counseling room

cocotoki (ココトキ) カウンセリングルームは 公認心理師/臨床心理士による女性のためのルームです