講演をさせて頂きました

先日、大阪病弱教育研究会(大病教)にて講演をさせて頂きました。

こんな無名な心理士が、約100名ほどの教員の方を前にお話しさせて頂けるとは・・・。

恐縮な思いと、でもとてもありがたい気持ちで、

私なりの精一杯をさせて頂きました。


私の話が先生方のニーズに合っていたのかどうか…という心配は残るのですが、

感想や質問をくださった方からは、何か心が動いたのだろうと察せられて、

ほんの少しでもお役に立てたなら良しとしよう!…と自分の心を治めつつ、

やりきった感を胸に、また日常へと戻りつつあります。


思えばこのご縁、とても不思議な気がします。

今から9年前に某勤務先で開催した

「教師のためのカウンセリング講座」の一部を私が担当させて頂いた際、

それを聞いてくださった先生が、講演依頼のお声をかけてくださいました。

その時私はYesと答えつつもピンと来ず、

その後連絡がなかったことも別にどうとも思うこともなく、

正直、すっかり忘れていました。


それが昨年になってその先生がcocotoki の方へ連絡をくださり、びっくり!

わざわざ当時の資料を引っ張り出し、ネットで検索して、

私を見つけ出してくださいました。

後から聞いたところによると、あの翌年、つまり8年前は夏は

研修そのものがなくなってしまったとのこと。


そして今になってつながったご縁。

このタイミングは私にとってはベストだったなぁ・・・と思うのです。

cocotoki 所属の自分=まんまの自分で話す機会に恵まれたわけですから…。


カウンセラーは基本、聴き役のお仕事。

守秘義務を守るために、とても気を使っていますし、

言うとまずいと思うことは言いませんし、

黙って経過を見守るのがベスト…と判断することも少なくありません。

失言するくらいなら黙っておこう、とすることもよくあります。


でもその問題は・・・

気づけば私は、自分の思いや考えを言わない人になってしまっていたこと・・・。


そして、今回の講演のための準備をしていて、

自分の思いを、人に伝わる言葉にする努力を怠っていたことに気づかされました。


それから言葉を、自分自身の責任において発する勇気・・・。

組織にいると、どこか守ってもらえるものがありますが、

それがない中でも自分の言葉を発するというのは、かなり勇気のいることでした。

そこを今回乗り越えられたことが、私にとって大きな宝となりました。


長い年月、私のことを忘れずにお声をかけてくださった先生、

そしてお招きくださり準備を重ねてくださった研究会の先生方、

参加してくださった先生方、

本当にありがとうございました。

何か少しでも先生方のヒントになっていることを願いつつ、

またどこかでご縁があることを願っています。

何かの時にはいつでもcocotokiにご連絡ください。


cocotoki counseling room

cocotoki (ココトキ) カウンセリングルームは 公認心理師/臨床心理士による女性のためのルームです